こんにちは、Rinです。
早速ですがファイナンシャルプランナー(FP)ってご存知ですか?
FPは簡単に言えばお金に関する悩みに答えるお金のプロです。
FPになるためには資格が必要となります。
これがFP技能検定です。
FP技能検定は1級、2級、3級と3段階があります。
各級の違いは簡単に言えば3級は入門編、2級は実践編、1級はプロとなります。
いきなり1級や2級から受験することはできません。
段階的に級をあげる必要があるため、最初は3級からの受験となります。
難易度としてはそこまで高くなく、2ヶ月程の勉強(独学)で受かります。
FP3級を受けるメリット
率直に言ってしまうと、FP3級という資格そのものにはそこまでの価値はないと考えています。
就活や転職でも有利になるような資格とは言い難いです。
では、なぜFP3級の取得をオススメするかというと、お金の知識がつくためです。
お金のプロになるために通る資格なので、当たり前といえば当たり前です。
お金の知識は生きていく上で非常に重要です。
例えば
日本人には納税の義務があります。
生涯で多額の税金を国に納めているわけです。
60歳までの収入が3億円とすると、支払う税金は平均して8000万円近くとなります。
日本は累進課税制度をとっているので、収入が高ければ高いほど、多額の税を納めなければなりません。
税金を支払わなくていいなら支払いたくないですよね?
法律では、様々な環境の人に対して税額控除の制度が多くあります。
しかし、そうした税額控除の知識は勉強しないと身につきません。
義務教育では、お金の知識は教えてもらえないからです。
他には手数料の罠というものがあります。
銀行の金融商品やクレジットカード決済のリボ払い、利子のある借金等です。
これらは実際には支払わなくてもよいお金を余計に支払っているためその人にとっては損になります。
これが手数料の罠です。
こうしたお金の知識は投資にも役立ちます。
投資で利益や損失がでたとき税金面の手続きはどうすればよいか、投資信託で見るべきポイントはどういったところか等様々です。
投資をはじめたい方は、基礎的なお金の知識としてFP技能検定と簿記検定を勉強することをオススメします。
FP3級の試験内容
FP3級では学科試験と実技試験にわかれており、それぞれで6割以上点数をとることで合格となります。
学科試験はマークシート形式で○×問題が30問、三択問題が30問の計60問が出題されます。試験時間は120分です。
6割以上で合格の上、選択問題なので合格率はかなり高いです。
ちなみに前回試験の合格率は学科試験が88%、実技試験が87%でした。
例年、8割以上の受験者が合格しているため、しっかり勉強していれば誰でも確実に合格することができます。
また、学科試験は共通ですが、実技試験は受験申請する団体によって問題が異なります。
団体は2つあり、日本FP協会と金融財政事情研究会(金財)があります。
日本FP協会で受験するか、金財で受験するかで大きく変わってくるのです。
日本FP協会の場合、マークシート形式で三択問題が20問出題されます。
金財の場合、事例形式に5題出題され個人資産相談業務か保健顧客資産相談業務から選択します。
試験時間は共に60分です。
どちらで受験申請したとしても問題の難易度はさほど変わらないため、特にこだわりのない人は日本FP協会に受験申請すればいいと思います。
得られる知識
FP3級で出題範囲、得られる知識は以下の通りです。
FPの業務内容と倫理観
ライフプランニングのやり方、資金計画
社会保険制度
年金
保健(生命保険、損害保険、第三分野の保険)
貯蓄型金融商品、株式、債券、投資信託等
所得税
個人住民税
不動産
相続税
贈与税
一度は聞いたことある単語ばかりだと思います。
しかし、これらについて説明できる人はごくわずかです。
FP3級では上記の内容の基礎の基礎を学ぶことができます。
FP3級の勉強方法
私が実際に行った勉強方法をご紹介します。
メリットでも書いたようにFP3級を受験する目的は合格ではなく、お金の知識を得ることです。
知識を長期的に保持するためには、一夜漬けのように短期間で知識を詰め込むのではなく、長期間かけて勉強することが効果的です。
そこで私は3か月前から1日30分だけ勉強をしました。
使用した教材はTAC出版の「みんなが欲しかった!FPの教科書」と「みんなが欲しかった!FPの問題集」です。
まず教科書を3周ほど反復し、苦手な分野を重点的に勉強しました。
これを2か月繰り返し、受験日1か月前からは過去問をひたすら解きました。
2か月教科書を繰り返し勉強したこともあり、過去問では毎回合格ラインの6割以上の点数でした。
受験当日も過去問と同じような問題であり、難なく合格でした。
何度も繰り返しになりますが、FP3級は資格を取ることが目的ではなく、お金の知識を得ることが目的ですので、短期間で一気に暗記して、合格後は忘れてしまうといった勉強はあまり意味がないと考えます。
長期間でじっくりと知識を蓄え、生活に活かせるよう頑張ってみてください!