こんにちは、Rinです。
2021年10月現在、ビットコインは1BTC=600万円を超え、過去最高値である4月の1BTC=670万円まであと少しとなりました。
これは米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が「仮想通貨の規制は考えていない」といった意向を示したのが一因だと思われます。
最近では中国やシンガポールで規制の話があったため、仮想通貨に対し不安になるような出来事がありましたが、ゲンスラー委員長とパウエル議長の発言のおかげで流れが変わったように思います。
さて、現状は仮想通貨に対してポジティブな反応を示す投資家が多いですが、先月の9月は下落・調整局面ということもあり、ネガティブな反応を示す投資家が多かったように思えます。
そこで、9月にどういった出来事があったのか改めて振り返ってみたいと思います。
こちらが9月の各日の終値と主な出来事をピックアップしたグラフです。
9月は一時1BTC=570万円にまで上昇しましたが、その後下落し1BTC=450万円にまで下がってしまいました。
9月は例年下げの月と言われていますが、20%以上の下落は気が気でなかったと思います。
9月の出来事ですが、9月5日には仮想通貨取引所の中でも大手である「バイナンス」がシンガポールでのサービスを停止することを発表しました。
実際にサービス停止となったのは9月10日となりました。
このサービス停止はシンガポールの規制への対応であり、ネガティブなニュースから9月は始まりました。
一方でエルサルバドルは7日に「ビットコイン法」を施行し、世界初ビットコインの法定通貨化を行いました。
エルサルバドルは中央アメリカの小さな国でメキシコの下に位置しています。
世界初ということもあり、仮想通貨にとってかなりポジティブなニュースだったと思います。
エルサルバドルは「ビットコイン法」施行の前後に計550BTCを買い、20日にも追加で150BTC買い増しを行いました。
エルサルバドルがビットコインを買ってから下落がはじまったので、一時期は20%も減っていたわけですから、買い増しという選択を取れる冷静さは驚愕です。
エルサルバドルの平均取得単価が1BTC=520万円程度ですから、520万円×700BTC=36億円使用したことになります。
10月現在1BTC=610万円ですから、610万円×700BTC=42億円と含み益で6億円もあることになります。
今後、ビットコインは1BTC=1000万円ごえが期待されているので、少なく見積もってもダブルバガーになるのではないかと考えています。
そう思うとエルサルバドルの手腕はなかなかだと言わざるを得ません。
次の大きな出来事は中国の仮想通貨に対する規制です。
仮想通貨に対する規制もそうですが、中国では現在様々な規制が課されています。
直近で最も大きいのは中国恒大集団に対するものです。
中国恒大集団は中国の不動産会社の最大手になります。
中国では不動産バブルが起きています。
そこで、このバブルのソフトランディングを目指し不動産最大手の中国恒大集団に規制を行いました。
その内容は中国恒大集団への融資の制限です。
これにより中国恒大集団は返済しなければならない負債を支払うことが出来なくなり、最悪倒産してしまいます。
中国恒大ショックとも言われ、株価は軒並み下落しました。
仮想通貨も同様も下落を見せています。
そして、中国は仮想通貨に対しても規制を行いました。
24日に中国は「仮想通貨の関連事業を全面禁止」することを発表したのです。
中国は自国通貨を外国に流したくないという目論見でこうした規制を行いました。
しかし、これに対する下落はなく横ばいに推移しました。
最後にポジティブなニュースとして23日にTwitterで投げ銭機能が追加されました。
ライトニングネットワークを利用したものでビットコインの送金も可能になっています。
9月のまとめとしてはシンガポールや中国で規制はあったものの、エルサルバドルでの法定通貨化やTwitterの投げ銭機能の導入などポジティブなニュースも多かったため、結果として仮想通貨を後押しする形になったと思います。
今後、仮想通貨はより価値を高めると思っていますし、10月初旬の値動きを見ても、年末1BTC=1000万円ごえも現実味を帯びてきたなと感じます。
まずは、4月をこえるAll Time Highを目指して頑張ってほしいものです。