こんにちは、Rinです。
今回は人気ボードゲーム「カルカソンヌ」の魅力について紹介したいと思います。
カルカソンヌはドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞1位の2つの大賞を獲得している大人気ゲームになります。
世界観
カルカソンヌは古代ローマの要塞都市であるカルカソンヌをモチーフにしています。
この地を舞台に各プレイヤーは自分のコマを道路や都市、草原や修道院に配置して勢力を競い合います。
カルカソンヌのやり方
ゲームの準備
カルカソンヌで使用するものは
・得点ボード
・ミープルと呼ばれるコマ(5色)
・地形タイル(72枚)
です。
ミープルは1色につき8個あります。
また、大きいサイズのものは修道院長コマで各色1個ずつあります。
地形タイルには道路、都市、草原、修道院、花壇の絵が組み合わされ描かれており、タイルの種類は24種類ありタイルの種類により枚数が異なります。
また、72枚の地形タイルのうち1枚だけ裏面の色が異なるタイルがあります。
これがスタートタイルになります。
では、ゲームの準備に入ります。
1)タイルの準備
まず、スタートタイルを表向きにし場に置きます。
他のタイルはよく混ぜ裏向きにして置いておきます。
2)ミープルの準備
各プレイヤーはミープルの色を1色決め、そのうち1個を得点ボードの0のところに配置します。
残りはゲームの配置に使用するため手元に置いておきましょう。
準備はこれだけです。
ゲームの進め方
カルカソンヌは自分のターンに3つのアクションができ、各プレイヤーが順番にこれを繰り返すことでゲームが進行します。
まず、3つのアクションを説明します。
1)地形タイルの配置
山札から地形タイルを1枚引き配置します。
この時、地形タイルは既に置かれているタイルに隣接する形で配置しなければなりません。
隣接する条件としては道路どうし、都市どうし、草原どうしです。
道路と都市や道路と草原など明らかに絵が繋がらないものは配置することができません。
2)ミープルの配置
次にミープル1個を配置した地形タイルに置くことができます。
このアクションは任意のためミープルを置かなくてもよいです。
ミープルを置ける場所は
・道路の上に立たせる
・都市の上に立たせる
・草原の上に寝かせる
・修道院の上に立たせる
・花壇の上に修道院長コマを立たせる
です。
ただし、これらには条件があり、配置する道路・都市・草原が繋がっている別の地形タイルに他のミープルが置かれていないことです。
例えば、道路を隣接させて地形タイルを配置した時、隣接した道路に他プレイヤーのミープルがいる場合にいま配置した道路には自分のミープルを置くことができません。
また、自分の手元にミープルがない場合もミープルを配置することはできません。
3)得点計算
次に得点計算を行います。
その地形タイルの配置により道路や都市、修道院が完成した場合は得点計算を行う必要があります。
完成とは道路や都市の場合はこれ以上隣接により大きくできない状態、つまり閉じた状態のことを指します。
修道院や花壇はそのタイルの周り8マスが全て囲まれた状態を指します。
完成した時ミープルを手元に戻し、得点を計算します。
道路は繋がった道のタイル1枚につき1点です。
下の画像の場合4枚×1点で4点です。
都市は繋がったタイル1枚につき2点獲得できます。
下の画像の場合3枚×2点で4点です。
都市のタイルの場合は紋章マークが付いているものがあります。
紋章マークは+1点となるため、このタイルを含んだ状態で都市が完成すると1枚で4点分の点数となります。
修道院や花壇は完成すると9点獲得できます。
※草原に置いたミープルはゲーム終了まで手元に戻ってこないため注意です。
この3つのアクションを地形タイルがなくなるまで繰り返します。
ゲームの終了
地形タイルがなくなったら、得点の集計です。
まず、完成していない道路・都市・修道院・花壇の枚数を数えます。
その枚数1枚につき1点を獲得します。
次に草原タイルの集計です。
草原タイルは道路や都市により阻まれず隣接している草原のうち完成している都市1つにつき3点となります。
例えばこの場合は草原の中に都市が2つ完成しているため、2つ×3点で6点となります。
そして、全ての集計を終わらせ最も得点が高かったプレイヤーが勝ちとなります。
カルカソンヌの魅力
「カルカソンヌ」は2人~5人と幅広く遊ぶことができます。
更に拡張を含めれば6人以上で遊ぶこともできるため、少人数から多人数まで楽しむことが可能なのです。
また、ルールが単純で運要素が割りとあるため、子供と遊んでも楽しめます。
カルカソンヌでは修道院がかなり強いため修道院を引けるかといった点で運要素が働きます。
しかし、完全な運ゲーではなく戦略性も非常に重要です。
道路や都市・修道院を完成させていかにミープルを回していくかが基本戦略となります。
そして、草原にミープルを寝かすタイミングがその人のゲームセンスといっても過言ではないです。
序盤に置くとその草原に都市が作られにくいし、中盤・終盤だと他のプレイヤーに草原を取られてしまったりとタイミングが大切なのです。
他には相手プレイヤーの妨害です。
妨害では相手が道路や都市を完成しにくいように地形タイルを配置するのが多いです。
テクニカルな妨害としては相手の作っている都市を奪うことです。
同じ都市よ道路にミープルが複数体いる場合、最も多くミープルを置いているプレイヤーの点数となり、同数体の場合は両方に点数が入ります。
隣接している都市に置けるミープルは1個までですが、2つの都市が繋がった場合はその限りではないのです。
相手が大きい都市を作っているときに後々その都市と繋がるように地形タイルを配置し繋げることができれば、相手の得点を防ぐことができます。
こうした戦略性と運のバランスが非常にいいことが「カルカソンヌ」の一番の魅力です。
まとめ
ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞1位の2つの大賞を獲得している大人気ゲーム「カルカソンヌ」のやり方や魅力について紹介しました。
2人~5人と幅広く遊ぶことができるゲームのため、どんな人数でも盛り上がること間違いなしです。
戦略性と運のバランスがしっかりととれているため、ずっと負け続けることも少ないため誰もが楽しめると思います。
みなさんも「カルカソンヌ」を一度は遊んでみてください。