こんにちは、Rinです。
今回は2人用対戦カードゲーム「ブレイドロンド」の拡張第一弾となる「ナイトシアター」について紹介したいと思います。
ブレイドロンドについては下記の記事で紹介しています。
世界観や魅力、カードの種類、ゲームのルールなど色々と紹介しているのでぜひ読んでみてください。
ナイトシアターで追加された新要素
ナイトシアターでは20種類のカードと3つの新要素が追加されました。
20種類のカードについては後程紹介します。
新要素は「昼と夜」「ドール」「錬成」です。
それぞれどういったものか見ていきましょう。
昼と夜
まずは「昼と夜」です。
新しく昼のターンと夜のターンが追加されました。
昼と夜は自分と相手のボルテージの合計により決まり、ボルテージの合計が11以下で昼のターン、12以上で夜のターンとなります。
つまり、順当にいけば自分のターンが6回きたときにが夜のターンとなるのです。
テキスト部に太陽と月のシンボルがあるカードがあります。
このシンボルをもっているカードが昼と夜の恩恵を受けられるのです。
太陽のシンボルの隣に書かれている効果を昼のターンに、月のシンボルの隣に書かれている効果を夜のターンに使用することができます。
例えば、画像の「ブラッディダリア」は昼のターンには使用することができませんが、夜のターンでは魔法攻撃5に加え与えたダメージ分自分のライフを回復することができます。
このように「昼と夜」の効果持つカードは基本的に後半でしか使用できない夜のターンの効果が強力です。
一方で、昼のターンの効果が強いがコストが高く、実質一度しか使用できないカードもあります。
「昼と夜」の登場にボルテージ管理やカードを出すタイミングが複雑になり、より戦略性が重要となりました。
ドール
続いて「ドール」です。
ドールは配下の一種です。
配下とは召喚によりセットエリアに出されたカードです。
ドールは召喚の隣にドールという記載があるカードを指します。
基本セットでは召喚は1枚「猛り狂うカデンツァ」のみでしたが、ナイトシアターでは4枚収録されています。
そして、そのカードたちはドールシリーズとなります。
「猛り狂うカデンツァ」との違いとして、ドールシリーズを対象にした効果をもつカードがあることです。
また、ドールシリーズは全て「昼と夜」の効果を持ちます。
錬成
次に「錬成」です。
錬成はテキスト部に錬成と記載がある場合使用できます。
錬成は任意に発動することができる効果となります。
ある条件を達成することで、効果を発動できるといった記載で条件が厳しいほど発動できる効果が強力です。
錬成はナイトシアターでは1枚しか収録されていませんが、他の拡張セットにも登場しています。
錬成の登場により使うカードに選択性が増え、戦略の幅が広がりました。
カード紹介
続いて、ナイトシアターに収録されているカードを種類ごとに紹介していきます。
カード枚数は20種類×2枚ずつの計40枚です。
物理
物理は5種類です。
まず紹介したいカードは「牙城崩しの槍」です。
このカードは物理攻撃の前に相手の防御力をー1することができます。
防御力をあげる「加護法」は支払ったコストXの防御力になるという効果であるため、防御力をー1する効果はかなり刺さります。
この効果がコスト3というのがまた恐ろしいところです。
次に「逢魔刻の大斧」です。
このカードは「昼と夜」の効果をもち、昼のターンでは攻撃力が2倍となります。
ただしコスト5であるため、昼のターンの効果を使用できたとしても1度きりでしょう。
例えば、毎ターン加熱法により攻撃力を+1していき5ターン目に「逢魔刻の大斧」を使用すると攻撃力+8の攻撃ができます。
魔法
魔法は4種類です。
ナイトシアターの魔法はいずれも超強力です。
「ローズバレット」は昼のターンに相手にダメージを与えると相手に<刻印>を付与できます。
<刻印>は非常に厄介で今後ライフを回復することができなくなります。
ライフの回復を封じるということは相手がライフを回復する効果をもつカードを選択していた場合、そのカードを無にすることができるため、手札の枚数でかなりのアドバンテージをとることができます。
また、コスト3と低く魔法攻撃であるためほぼ必中です。
続いて「ブラッディダリア」です。
このカードもかなり厄介で、「ローズバレット」と異なり夜のターンに化けます。
昼のターンでは何もできませんが、夜のターンでは魔法攻撃5に加え与えたダメージ分自分のライフを回復することができるため、負けていたとしても状況を簡単にひっくり返ることができます。
配られた15枚にこのカードがあれば脳死で選択していいくらい超強力なカードです。
そして、何より超かわいいです。
そして最後は「フィナーリア」です。
このカードはブレイドロンドの中でも最強といっていい効果をもちます。
コストは9と重いですが、それに見合った効果を持ち魔法攻撃10に加え、配下に「ドール」が3枚あれば勝利することができます。
ナイトシアターのみでプレイしないと「ドール」が3枚揃うことはなかなかありませんが、それでも出せば魔法攻撃10を与えられるため、出せば勝てることに違いはないです。
イラストも他とテイストが異なり神々しいです。
補助
補助は7枚です。
補助でおすすめのカードは「開花するスケルツォ」です。
ターン終了時にボルテージを+1することができます。
ブレイドロンドにおいてボルテージは非常に重要で+1だけでもかなりのメリットになります。
加えて、錬成により配下の「ドール」を手札に戻すことでコストを「ドール」のコスト分引くことができます。
高コストで一撃必殺を狙うときは必須のカードです。
次にて「嘲笑するピカレスク」です。
このカードは「ドール」の中で最も厄介なカードです。
このカードの物理攻撃によりダメージを与えると追加効果で相手の手札を1枚捨て札にすることができます。
ブレイドロンドは手札が最大7枚であるため、1枚捨てさせるだけで大ダメージを与えられます。
また、基本で収録される「意志砕きの鉈」と違い配下として場に残り続けるので非常に厄介です。
布石
布石は4枚です。
まずは「明滅のアレキサンドライト」です。
このカードは相手の物理・魔法・補助に対して効果を発動でき、昼のターンと夜のターンをターン終了時まで逆転させることができます。
そのため、魔法で非常に厄介な「ローズバレット」や「ブラッディダリア」の効果を無効化することができます。
ナイトシアターのみでプレイする場合は必須といえます。
また、ライフを1回復する効果もあるため、一石二鳥のカードです。
最後に「静寂のクリスタル」です。
このカードは相手の物理・補助に対して効果を発動でき、相手はコストを1払わないとそのカードを使用できないといった効果を持ちます。
相手がコストを使い切ったタイミングでは確実に刺さるため、相手のカードの効果を無効化できます。
相手がリミテッドカードを使用してきたタイミングが狙い時です。
まとめ
ナイトシアターでは「昼と夜」「ドール」「錬成」という新要素が追加されました。
また、「牙城崩しの槍」や「ローズバレット」といった厄介な効果を持つカードや、「逢魔刻の大斧」や「明滅のアレキサンドライト」といったトリッキーなカード、「フィナーリア」といった超強力なカードなど様々なカードが加わり、ブレイドロンドの戦略性が大きく変わる拡張セットとなっています。
拡張セットとはいいつつも、ナイトシアターだけでもプレイすることができるため、まずは単体でプレイしてみましょう。
そして、ナイトシアターに慣れてきたら基本セットや他の拡張セットと混ぜて遊ぶのも非常に面白いです。
みなさんもぜひプレイしてみてください。