こんにちは、Rinです。
今回は正しい歯磨きのやり方についてご紹介します。
歯磨きは歯を清潔に保つために大切です。
ほとんどの人が朝・昼・晩と毎日1日2回から3回は歯を磨いていると思います。
しかし、正しい歯磨きのやり方を知らないと歯を磨いた気になっているだけで、気が付いたら虫歯ができてしまうかもしれません。
みなさんは正しく歯を磨けている自信がありますか?
私が歯磨きのやり方に気を使いはじめた理由は過去にひどい虫歯になったためです。
私は2年前に歯の痛みを感じ、数年ぶりに歯医者に行きました。
その時、驚愕しました。
毎日、食後の歯磨きを欠かさなかったのにも関わらず虫歯が4箇所もあったのです。
歯医者の方に普段の歯磨きのやり方を教えたところ、どうやら私の歯磨きの方法は間違っていたのです。
正しい歯磨きのやり方の前にまずは虫歯ができるメカニズムについてご紹介します。
虫歯ができるメカニズム
虫歯は一言でいうと、原因菌から出た酸により歯が溶けて穴があいてしまった状態を言います。
私たちの口の中には多くの細菌が存在します。
その細菌が糖質を取り込むことにより、歯に歯垢(プラーク)を生成します。
プラーク中では細菌つまり原因菌はどんどんと増殖していきます。
そして、プラーク中の原因菌は糖質を取り込み酸を生成します。
酸は歯中の成分であるカルシウムやリンを溶かしてしまうのです。
最後には歯に穴が空いてしまいます。
壁の穴が自然に治らないように、一度歯に穴が開いてしまうと自然には治りません。
これが虫歯ができてしまうメカニズムとなります。
つまり歯磨きで大切なのは歯垢(プラーク)を取り除くことなのです。
タイミング
歯磨きにはいつはを磨くかタイミングが重要です。
歯磨きのタイミングは専門家によっても、意見が別れるそうです。
基本的には歯磨きは食後すぐ行うことがベストです。
歯はpHが低い、つまり酸性の状態では傷つきやすくなってしまいます。
虫歯ができる理由とほぼ同じです。
例えば、炭酸飲料は弱酸性ですので、炭酸を飲んだ後すぐに歯磨きをしてしまうと、歯が傷ついてしまいます。
これが歯を磨くタイミングの例外にあたります。
口の中が酸性になった場合、緩衝作用が働き、時間が経つにつれて中性になっていきます。
時間としては30分程度です。
そのため、酸性域のもの(コーラやサイダー等の炭酸やレモン等)を飲食した場合は緩衝作用により口の中が中性になる食後30分後に歯を磨くのがベストとなります。
それ以外の場合は食後すぐに歯磨きをするのが、口内の細菌が繁殖する前に取り除くことができるためよいでしょう。
ただし、酸蝕症の場合は、食後すぐではなく30分後がベストとなります。
そして、朝・昼・晩で最も重要なのが晩(寝る前)の歯磨きです。
唾液には口内の細菌の繁殖を抑制する効果があります。
しかし、睡眠時は唾液の分泌量は極端に減少します。
そのため、歯を磨かずに寝ると睡眠時は唾液の分泌量が少ないため細菌がより繁殖してしまいます。
寝る前の歯磨きは特に入念に行いましょう。
効果的な歯磨きのやり方
次に正しい歯の磨き方です。
虫歯のできるメカニズムでも触れたように歯磨きの目的はプラークを落とすことにあります。
歯の位置によってプラークのできやすさが異なります。
そのため、プラークのできやすいところを知っておき、そこは特に入念に磨きましょう。
・歯と歯の間
・歯と歯茎の間
・歯の上(下)面
・歯を磨きにくい場所(歯並びが凸凹している、低い歯等)
上記の場所を意識するだけで歯磨きの効果はかなり変わります。
歯を磨く時は歯ブラシの毛先を磨きたい場所にしっかりあて、力を加えず優しく磨きましょう。
力強く磨いてしますと歯茎等が傷つく可能性があります。
また、歯は一気に磨くのではなく、1~2本ずつ磨くことで、磨き忘れを防ぐことができます。
歯ブラシだけでなく歯間ブラシを使うことで、歯と歯の隙間をより入念にプラークを落とすことができます。
ある調査では、歯ブラシのみを使用している人のプラーク除去率は60%程度であることがわかっています。
※歯ブラシ、歯磨き粉、磨き方等個人差あり
このデータは自分でしっかり磨いたつもりでも歯と歯の間、歯と歯茎の間を磨くことは難しいことを示しています。
一方で、歯間ブラシやデンタルフロスを使用した場合、プラーク除去率は80%以上となります。
歯を大切にしている方は歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯を磨くことを検討してみてください。
歯ブラシを定期的に交換することも大切なので1か月程度を目安に交換することをおすすめします。
まとめ
虫歯ができるメカニズムを知ることで歯磨きに対する意識が変わると思います。
歯磨きの正しいタイミングと磨き方を知ることで、より効果的にプラークを落とし虫歯を予防することができます。
さっそく実践してみてください。
いつまでも健康な歯を目指しましょう!